医療コラム
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上野芝駅、津久野駅ともに徒歩約10分、駐車場13台完備。土曜日も17時まで診療しています。
日々、患者様のお口の中を見ていると、根管治療中の任意での中断による弊害を見受けます。
根管治療とは本来、無菌的スペースである歯の内部に感染が起こる時に行う治療、
あるいはさまざまな要因で歯の神経に痛みが生じる際に行う治療です。
いずれにしても本来は無菌的な場所ですから、可能な限り菌を減らすようにしていく治療です。
患者様からお話を聞いていると、非常に長い期間の治療で離脱してしまったケースも少なくありません。
現在の主流かと思いますが、可能な限り短期間で治療は済ませ、感染の機会をできるだけ与えないことが大事です。
根管治療の際に仮の蓋をしますが、この仮の蓋も種類がさまざまです。
あくまで仮の蓋なので、精密な封鎖ではありません。
お口の中は元来、菌がいる環境下です。
可能な限り、無菌的な状態を目指す治療で、例えばもし気づかないうちに仮の蓋が外れてしまったらどうでしょう。
もちろん残った歯の部分からむし歯がどんどん進行することも多く、保存困難になってしまうことも少なくありません。
根管治療は非常に繊細な処置です。
最終の修復まで必ず一緒に頑張りましょう。