口腔機能管理
「むし歯や歯周病の治療」だけでなく「お口の機能全体を治療する」ということが今歯科医院に求められています。
お口の機能というとどのようなことを思い浮かべますか?
非常に多岐にわたります。
皆さんが日常的に行なっていることで当たり前のように感じられるかもしれませんが、このお口の機能=口腔機能は幼少期から成人期にかけて獲得していきますが、発達が不十分な方も多く、一方で早い方では50歳を超えると機能低下が見られるようになります。
せこぐち歯科クリニックは特定の診療実績を満たすことを条件とし、限られた保険医療機関に認められる「口腔管理体制強化加算」歯科診療所であり、乳幼児期から高齢期までの生涯を通じた継続的な口腔機能管理を行っております。
※2024年6月新設の施設基準
口腔機能発達不全症
(正しい口腔機能の獲得が
できていない状態)
口腔機能発達不全症は主に0歳から18歳の患者様に対して使用する言葉です。
近年、歯科への意識が高い患者様も多く、特にお子様の歯並びを気にされて来院されるケースも多く見受けられます。
お口の機能が実は歯並びに影響することは皆様ご存知でしょうか?
歯並びに影響する要素としてお口の周りの筋肉や舌の存在があります。
よく例として取り上げられる状態が「ポカン口」というものです。
ポカン口の患者様は鼻ではなく、口で呼吸する習慣があり、上下とも出っ歯になる傾向があります。唇がいつも乾いていたり、前歯の歯ぐきがきちんと磨いているのに腫れている、などが見られる患者様は要注意かもしれません。
気になる方は一度ご相談ください。さまざまなリハビリ方法がありますので、駆使して正しい口腔機能の獲得を目指しましょう。
口腔機能低下症
(種々の条件により十分な口腔機能の
発揮ができていない状態)
口腔機能低下症は年齢によらず発症の可能性がありますが、概ね50歳以上の患者様に多く見られる傾向があります。
以下の症状に一つでも当てはまる方は口腔機能低下症の現れかもしれません。
- 食べこぼしをするようになった
- 滑舌が悪くなった
- 硬いものが食べにくい
- 口臭がする
- 口の渇きが気になる
- むせやすい
- 食べ物をうまく喉に送りにくい
口腔機能低下症は各種検査を実施して、状態に適した治療方法やリハビリ法があります。
気になる症状がある方は一度ご相談ください。
口腔機能低下症に関する内容は大阪府後期高齢者歯科検診にも含まれています
せこぐち歯科クリニックでは大阪府の後期高齢者歯科検診を行なっております。
年に1度、75歳以上の方は受診可能ですので、お気軽にお尋ねください。
検診用紙がご自宅に届きますが、当院でご用意することも可能です。