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歯周病治療

歯周病治療|堺市西区の歯医者なら、せこぐち歯科クリニック

上野芝駅、津久野駅ともに徒歩約10分、駐車場13台完備。土曜日も17時まで診療しています。

歯周病

歯周病

歯周病とはその名の通り、歯ぐき(歯肉)や歯を支える骨(歯槽骨)など歯の周りの組織に生じる病気の総称です。最初は痛みが出ないことも多く、初期は歯肉からの出血などが生じ、痛みを感じる頃には歯槽骨が溶けてしまい歯がグラグラします。さらに重症化すると歯が自然に抜け落ちることもある非常に恐ろしい病気です。現在歯を失う原因の多くを占めているのがこの歯周病なのです。

歯周病の症状

以下のような症状はございませんか?あてはまる方は歯周病の可能性がありますので、歯科医院を受診しましょう。

  • 歯を磨いた時に歯ぐきから血が出る
  • 歯がグラグラする
  • 口臭が気になる、指摘された
  • 歯ぐきが赤く腫れている、歯ぐきから膿が出る
  • 以前に比べて歯が長くなったような気がする
  • 歯が浮いているような気がする
  • 硬いものを噛むと歯が痛む
  • 食べ物がつまりやすくなった

歯周病の進行

軽度歯周病

軽度

歯ぐきに炎症が起き、歯との間の「歯周ポケット」が深くなります。痛みはないことが多いですが、ブラッシング時に出血することがあります。

中等度歯周病

中等度

歯周ポケットが深くなり、歯は少しずつグラグラしはじめます。歯ぐきの炎症に加えて、歯槽骨にも炎症が出始めています。

重度歯周病

重度

歯周ポケットがかなり深くなり、歯はグラグラになります。歯ぐきからは膿が出ることも多く、口臭も増します。最終的に歯は抜け落ちてしまうこともあります。

歯周病の全身への影響

様々な研究の結果、歯周病は多くの全身疾患に影響を及ぼしていることがわかってきました。その代表的な病気には、糖尿病や誤嚥性肺炎が挙げられます。歯周病自体はお口の中の病気ですが、歯周病菌は血流に乗って全身の各所に至ります。歯周病と全身疾患は相互に作用し、良くも悪くもなるため、医科と歯科の連携が現在では重要とされています。また、歯周病のコントロールがなされていないと早産・低体重児出産のリスクが高くなることも報告されています。

歯周病の原因

「歯と歯ぐきの境目をよく磨いてください」と歯科医院で言われたことはありませんか?磨き残しのことを歯垢/プラークと呼びます。歯周ポケットの中やその近くの歯垢によって、歯ぐきが腫れたり、出血したりします。歯垢は落とさないでいると、唾液と反応して歯石となり、歯ブラシでは落とすのが難しくなります。歯石は表面がざらざらしており、プラークが付きやすいため、さらに炎症を引き起こし、歯を支える歯槽骨にも炎症は波及していきます。

歯周病の治療

歯周病治療は歯科医師による治療、歯科衛生士による専門的ケアと、患者様によるセルフケアで初めて成り立つ共同作業です。この3つのどれが欠けても、治療の成功は難しいと言われています。患者様本人の病気への理解がとても大切ですので、当院ではわかり易い説明を心がけています。

検査とブラッシング

1.検査とブラッシング

まず最初に歯周ポケットの深さを計測し、必要に応じて口腔内写真やレントゲン写真も撮影し、お口の状況を診査します。歯周病と診断されましたら、現状のブラッシングでどこが磨けていないのかをよく理解していただいた上で、患者様それぞれに合わせた効果的なブラッシング方法を学んでいただきます。

スケーリング(歯石除去)

2.スケーリング(歯石除去)

歯石はプラークに唾液中のリン、カルシウムが混じって石灰化したものです。歯石自体の病原性はありませんが、表面がザラザラしており、さらに歯垢が付きやすくなります。一般的に超音波スケーラーやエアスケーラー、キュレットスケーラーを使用して取り除いていきます。

歯周外科

3.歯周外科

歯槽骨の破壊が大きく、歯周ポケットが深い場合には、前述のスケーリングだけで歯石を取り除くことは大変難しいです。このような場合には、歯肉を開いて、直接歯石を見えるようにした状態で、歯石を取り除いていきます。

メインテナンス

4.メインテナンス

歯周病治療が終わった後に継続して、良い状態を維持し、再発を防ぐことを言います。そのためには、歯科医師によるお口のチェックと歯科衛生士による専門的なお口の清掃を定期的に行います。歯周病の治療が終わった方は、適切な間隔でご来院いただき、安定した歯ぐきの状態を維持、管理していくことが大切です。