医療コラム
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上野芝駅、津久野駅ともに徒歩約10分、駐車場13台完備。土曜日も17時まで診療しています。
さて2回に渡り、お送りしてきたむし歯に関してですが、具体的に予防はどうすれば良いでのしょうか。
前回の投稿で、糖(スクロース)に対するアプローチとむし歯菌が活動する時間に対するアプローチを書きました。
ここでむし歯になりにくい食べ方に着目してみましょう。
①単純に甘いものを減らす・間食の回数を制限する
②ダラダラ食べることをやめる
①はなんとなく想像がつきやすい範囲かと思います。
②はなぜでしょう。
実は糖を摂取した瞬間にむし歯が成立するわけではありません。
糖からむし歯菌が酸を作り出し、それの繰り返しによって歯が溶け、むし歯になります。
普段私たちのお口の中は基本的に中性に保たれていますが、食事により酸性に傾きます。
食後は次第に唾液の作用によりまた中性へと戻っていき、また溶け出した歯の一部を再度取り戻す働きもあります。
(唾液の緩衝作用と再石灰化作用と呼びます。)
②のダラダラ食べることは、お口の中が中性に戻る前に、再度酸性に傾かせ、お口の中を歯にとって非常に辛い環境に
していることと同じになります。
なので、間食などは特に回数を決めて、また時間を決めて食べるようにすると効果的です。
特に「しっかり磨いているのに、なぜむし歯になるんだ?」と思われる方、お子様はじめ、成人の方も
こういった傾向はありませんでしょうか?
当院では食事指導も含めて、予防歯科に力を入れておりますので、気軽にご相談ください。