• 〒593-8308大阪府堺市西区神野町2-22-3

医療コラム

CTを歯科で撮影する有用性|医療法人精良会 せこぐち歯科クリニック|堺市西区の歯医者

上野芝駅、津久野駅ともに徒歩約10分、駐車場13台完備。土曜日も17時まで診療しています。

CTを歯科で撮影する有用性

今やどこの歯科医院にもほとんどの確率で普及している歯科用CTですが、保険では制約があるものの、非常に有用なものです。

レントゲンは数本の歯を1枚に写す小さいサイズのもの、お口全体をまとめて1枚に写すものが大部分を占めるかと思います。

前者は歯1本単位の情報量は増えて1本単位の診断には有用ですが、一方で左右の同一部位の比較などが難しくなるデメリットがあります。

後者はメリットやデメリットは基本的にその逆で、全体の把握や左右差の把握に有用ながらも、欲張る分歯1本あたりの情報量は劣ってきます。また顎関節や上顎洞といったお口の周囲の構造も観察できるのはその特徴かもしれません。

CTはどうでしょう?

まず決定的に異なるのは2次元ではなく3次元の画像であることです。

普段のレントゲンは光の透過度の違いを利用して、いわゆる立体の陰影を見ているようなものです。

重なり合うとわからなくなるものは多くあります。

CTは立体である顔をそのまま立体で映し出します。また任意の面で断面を抽出することができるので、ありとあらゆる面からお口周りの硬い組織を見ていくことができるのです。

全部の処置にこのCTを使えると良いのですが、例えばむし歯の検出などに対して保険ではCTの撮影は認められていません。

条件付きではありますが根の治療などでは認められることもあります

3次元的に複雑な形を示す根管治療への治療にはCTの果たす役割は非常に大きいです。

当院では状況に応じてCT撮影を実施しております